河 -002-
夢が消えてしまった
人っ子ひとりいない河原で
置き去りにした悲しみと
置き去りにされた寂しさが
交錯する
時折
無人の電車が走り去る
近未来の鉄橋
YUZURU
-流れ-
疾く行くも緩く澱むも定めならむ川面漂う病葉なれば
響
エレジ−
気違いじみた年月は よろこびを消し去り、
二日酔いに似て ずっしりと重苦しい。
過ぎ越し日々の悲しみは、ワインのごとくに
老いるにつれて 深まってゆく。
我が道は暗く、ゆくさきの荒海は
労苦と悲哀を指し示している。
プーシキン